東京オーソモレキュラーガイド » オーソモレキュラーで改善が期待できる不調と症状 » 低血糖と食後低血糖(反応性低血糖)とオーソモレキュラー

公開日: |更新日:

低血糖と食後低血糖(反応性低血糖)とオーソモレキュラー

食前・食後に頭痛やめまい・動悸や吐き気などを引き起こし、最悪の場合にはけいれんや失神などを引き起こしてしまう低血糖・食後低血糖。

このページでは、低血糖や食後低血糖についてや、低血糖の原因・低血糖が起こってしまった時の対策について解説しています。

また、低血糖の検査方法や根本的治療の見解についても記載していますので、ぜひ参考にしてください。

低血糖とは?

低血糖は、糖尿病の薬や注射などでインスリンが過剰に分泌され、血糖値が正常値よりも低下してしまう状態のことを指します。

一般的に、血糖値が70mg/dlを下回ると症状が出てくるとされています。(※1)

また、糖尿病の薬や注射を使用していない人でも食後に猛烈な眠気やだるさを感じる場合があり、慢性的に体調不良が続いている人や食後に倦怠感がある人は、低血糖が疑わしいとされています。

低血糖の症状の裏には、身体全体に関係する大きな問題が隠されていることもあり、無視ができない症状と言えます。

また、低血糖には無自覚のケースもあり、進行して糖尿病を発症してしまうという場合もあります。

※1参照元:糖尿病情報センター(https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/040/050/05.html

低血糖の症状

低血糖の症状は、血糖値が下がっていくに従って深刻なものになっていきます。まず、血糖値が70mg/dLになると自律神経が血糖値を上げようとするため、発汗や動悸、手や指先の震え、熱感や悪寒が出てきます。さらに血糖値が50mg/dLより下がると、症状は中枢神経のグルコース欠乏症にまで進行するのです。そうなると、集中困難、脱力感、眠気、めまい、強い眠気、物がぼやけて見えるといった症状が現れます。血糖値が40mg/dLを切ると、半ば眠ったような状態になる嗜眠の症状が出始め、30mg/dL以下になると四肢もしくは全身のけいれん、昏睡といった致命的な症状に見舞われるのです。(※2)

※2参照元:糖尿病情報センター(https://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/040/050/05.html

低血糖の原因

低血糖の原因としては、薬の種類や量を間違えた場合・食事の時間が遅れた場合などが挙げられます。

その他にも、食事量が予定よりも少ない場合や長時間の運動後、飲酒後・入浴後にも症状が現れるとも言われています。

また、これらの他に、眠っている時など夜間の低血糖もあり、その原因はさまざまだとされています。

一般的に、血糖を調節するホルモンの分泌バランスが乱れることで血糖の調節異常が発生し、低血糖を引き起こしてしまいます。

食後低血糖(反応性低血糖)とは?

低血糖の中でも、特に食後に起こる低血糖のことを食後低血糖(反応性低血糖症)と呼びます。

食後低血糖では、食後に急激に血糖値が上昇し、ピークに達すると急激に下がる「ジェットコースター型」が見られます。

血糖値が急降下することで重度の低血糖を発症すると、最悪の場合は死に至るケースもあります。

そのため、生命を維持するために血糖値を下げるための複数のホルモンを放出します。それらのホルモンが心身に様々な効果をもたらすことから、身体中のあちこちで不調を感じます。

食後低血糖(反応性低血糖)の症状

食後低血糖(反応性低血糖)とは、食後に急激に低血糖の症状が出ることです。主な症状としては、食後なのに空腹感が収まらない、吐き気、眠気、疲労感、イライラ、集中力の低下、消化不良などが挙げられます。

食後低血糖(反応性低血糖)の症状が出るのは大人だけとは限りません。子供の落ち着きのなさや多動症(ADHD)、切れやすい、集中力が保てないといったような症状には、この食後低血糖(反応性低血糖)が関係していることもあるのです。

食後低血糖(反応性低血糖)の原因

食後低血糖(反応性低血糖)の原因は、アドレナリン、ノルアドレナリンの放出によるものです。食後低血糖では、食後に急激に血糖値が上がり、ピークに達すると急激に低下します。この低下した血糖値をふたたび上げるためにアドレナリン、ノルアドレナリンが放出されるのですが、これらのホルモンには神経を興奮させる作用があるため、上記のような症状が現れるのです。

低血糖が起こってしまったときの対策

低血糖を引き起こしてしまい、自分で対処できる場合はブドウ糖や砂糖を1020gほど摂取する方法が挙げられます。ブドウ糖が含まれる清涼飲料水を150ml〜200mlを摂取しても構いません

15分以内に症状の回復が見られなければ、これらの動作を繰り返します。

また、食事まで1時間以上時間がある場合は、炭水化物を捕食として摂取しましょう。

自分で対処することが難しい場合は、家族や周囲にいる人にブドウ糖やジュースなどを口に入れてもらいます。

意識が朦朧としている場合は歯茎に塗ってもらうか、緊急処置として用意されている点鼻薬を投与します。

低血糖の検査方法

低血糖の診断方法として、5時間糖負荷試験というものがおこなわれます。

最初にブドウ糖を摂取し、その後5時間に渡りどのように血糖が変化するのを調べる検査になります。

糖尿病の検査に用いられる糖負荷検査では、一般的に2〜3時間程度の結果のみ診断されます。

しかし、低血糖では4〜5時間程度で低血糖の症状が見られることから、5時間の糖負荷試験をおこないます。

糖負荷試験の他に、有機酸検査や腸内環境調査、副腎ホルモン検査や重金属・カビ毒検査、遺伝子検査や遅延型アレルギー検査、脊椎レントゲンやMRIなどの検査をおこなう場合があります。

低血糖の根本治療はあるの?

低血糖の根本的治療として、まずは血糖値を体内ホルモンが正常にコントロールできる状態にする必要があります。

そのためには、副腎疲労や腸内カンジタ症、腸内環境の乱れやそれにより引き起こされるリーキーガット症候群といった病状を治すことから着手しましょう。

これらの病状を改善し、身体の健康を保つためには、腸内環境を整えることが大切です。

その他にも、サプリメントや食生活の改善など、その人に合った治療法は異なります。根本の原因を踏まえて、適切に処置をおこなうことが、根本的治療への近道と言えるでしょう。

まとめ

ここまで、低血糖や食後低血糖(反応性低血糖)の症状や原因、対策や検査方法などを解説しました。

これらの低血糖や食後低血糖(反応性低血糖)の症状を改善するために、まずは体質改善から図ってみてはいかがでしょうか。

体質改善のためには、栄養をしっかり取ることが重要となります。

そのため、まずは栄養を補給するオーソモレキュラー(分子整合栄養医学)で、身体の調子を整えることから始めてみることをおすすめします。

【東京】ニーズ別で選ぶ
オーソモレキュラー
クリニック3選

オーソモレキュラーを行っているクリニックには、それぞれ独自のカラーがあります。東京でオーソモレキュラーの治療を受けたいと考えている人に、ニーズ別におすすめのクリニックをピックアップして紹介します。(2021年1月調査時点)

良心的な価格で
話を聞いてもらいたい

えなのさとクリニック

福島幸江 院長
えなのさとクリニック 福島幸江院長
引用元:えなのさとクリニック公式サイト_当院について https://www.enanosato.com/concept

見えない不調まで探る診断と
納得して続けられる医療を提供

初回費用

22,000円
(診断料・処方料、生活指導や食事指導も含む。血液検査、サプリメント代別途必要)

有名でキャリアの長い
先生に診てもらいたい

みぞぐちクリニック

溝口徹 院長
みぞぐちクリニック 溝口徹院長
引用元:みぞぐちクリニック公式サイト_医師紹介 http://www.shinjuku-clinic.jp/summary/doctor

定期的検査で効果を追跡。
精神的症状の改善を目指す

初回費用

28,600円
(診察料・栄養解析セット含む。栄養解析セットには、血液検査と栄養解析レポート、各種栄養医療サポート資料つき)

身体の内側から
キレイになりたい

ゆかスキンクリニック

青木由佳 院長
ゆかスキンクリニック 青木由佳院長
引用元:ゆかユキンクリニック公式サイト_クリニック紹介 https://yukaskin.com/clinic/

豊富な血液検査項目。
詳細な検査で健康美をサポート

初回費用

28,600円
(ベーシック・胃粘膜・耐糖能・甲状腺・ホモシステイン尿検査を含む)

※【選定基準】「オーソモレキュラー 東京 クリニック」でGoogle検索した東京都内の上位15院のうち、検査を前提としない診療を行っているえなのさとクリニック、日本初の栄養療法(オーソモレキュラー療法)専門のみぞぐちクリニック、美容系のメニューが最も豊富なゆかスキンクリニックを選定しています。(2021年1月時点、編集部調べ)

※費用は2021年9月の情報です