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リーキーガット腸もれ症候群になると体内に毒素などを取り込んでしまい、心身共に様々な症状を引き起こします。オーソモレキュラー治療法として食事療法があります。
今回はリーキーガット腸もれ症候群とオーソモレキュラーについて紹介します。
腸内細菌は善玉菌と日和見菌、悪玉菌で構成されています。善玉菌が鈍くなると悪玉菌が活性化し、腸の粘膜が傷つき、細胞間の結合部分が緩んでしまいます。それが穴となって、体内にいれてはいけない細菌や毒素、カビなどが血液中や体内に侵入し、様々な症状を引き起こします。これをリーキーガット腸もれ症候群といいます。
たとえば肝臓に侵入した場合、肝臓が炎症して疲労感や倦怠感が現れ、皮膚で炎症すれば肌荒れやアレルギー症状になります。腸もれの期間が長引くほど、脳細胞の委縮進行に繋がり、認知症になる可能性もあります。
リーキーガット症候群になると、有害毒素、ホルモンなどが血管に入り込み、身体が危険信号を鳴らします。免疫システムに大きな負担を与え、バランスが崩れた結果、様々なアレルギー疾患や自己免疫疾患が発症します。リーキーガット症候群で心身に現れる症状の例は以下の通りです。
リーキーガット症候群になる原因は様々な要因は日常的要因と悪玉菌増加による腸内環境の悪化です。日常的な要因は以下の通りです。
リーキーガット症候群に対して、オーソモレキュラー療法で行われる検査は以下の通りです。
遅延型フードアレルギー検査は結果に合った適切な食事指導を行います。
便を調べ、腸内環境がどの程度乱れているのかを知ることができます。腸内細菌叢のバランスや腸管での炎症や消化酵素の分泌の程度、腸管免疫の状態などを調べます。
尿中にある様々な代謝産物を測定し、体内の色んな化学反応が正常かどうか知る事ができます。カンジダ菌から分泌される様々な有機酸やミトコンドリア機能、身体のデトックス能力などを評価します。
リーキーガット腸もれ症候群の主な治療方法は、腸内細菌育成、ストレスの溜まらない日常生活、食生活の改善です。
腸内細菌は、細胞間の接合を緩めるタンパク成分分泌抑制、痛んだ腸壁を保護する粘膜分泌、上皮細胞のエネルギー源になって短鎖脂肪酸作成を行います。
食事は腸内細胞の働きを良くするので、多糖食品や食物添加物、不要な医薬品などを控え、水溶性食物繊維を多くとることで、リーキーガットの進行を食い止めます。
ストレスがなく、規則正しい食生活をしていても症状が治まらない場合は、腸内フローラ移植をする、痛んだ腸管粘膜用のサプリメント摂取など選択肢もあります。
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